Copyrights 2012 Hiroyuki Noritake

Essay

Vol.22

終演後、それはそれは華やかなレセプション・パーティーが用意されていた。スポンサーはあのCHANEL。

いろんな人達とちょっとずつだけど色んな会話を楽しむ。突然ライトを浴びせかけられて、フランス国営放送のインタビューにも必死で応じたっけ。

「僕なぁ、こうゆうパーティー苦手やねん。すき見て帰ろ帰ろ!」

まったく佐渡さんはどこまでも素敵であった。一方で彼は、次回は僕がジャズの仕事でParisに来れるようにと便宜を図ってくださっていたのだった。

ラムルーには日本人の団員さんもいた。安積くんというビオラ奏者で、優しくて力持ち。現場において僕のことまで実によくフォローしてくださった。

今日などは楽屋におにぎりを作って持って来てくださったのだ。お味噌汁まで!緊張のせいで食べられなかったことが悔やまれる。ちょっと待って?!・・・モンブラン食べたっきりや~ん!!さぁ、打ち上げや!事務所のオゴリで。なぁ、金森はん?

そういえば昨日からず~っと気になっていたことがあった。安積くんに訊いてみた。
「あの、バブ~ッ、バブ~ッていうの、なんですか?」
終演後、団員さんやスタッフ、はたまた見知らぬ老婦人から投げかけられたこの言葉。
「バブ~???バ、バ、バブ~ッ・・・バヴ~ッね!それはブラヴォ~ですよ!」
なんだ、そうだったんだ。だとわかっていたらそれなりの応対ができたのに・・・ぬゎ~んちゃってぇ!!

かくして僕のParis一週間の演奏旅行は幕を閉じました。

「団員たちの光になってやって・・・」
の言葉が忘れられません。今回の公演で僕にそれができたなんて思わない。だけど僕のこれからの人生にとって本当に大きな意味を感じる一週間でした。佐渡さんが語ってくださったいろんなお話。友人と感じた色んな光たち。そして晴れの本番・・・そのほか見たもの食べたものも全部。

全てがひとつの宝石へと結晶して、いつまでも僕のこころの奥深くの真ん中で光り輝きつづけてくれることでしょう。そしてその光で世界の人々を照らすことができるように・・・まだまだ夢見て頑張ります!!

以上、親愛なる佐渡 裕さま、奥さま、そして友人へ・・・このエッセイを贈ります。
ほんとうに、ありがとう。

Peace,