Copyrights 2012 Hiroyuki Noritake

Essay

Vol.37 / 2004.6.30

オフィシャル・サイト、リニューアルと同時に、久々のエッセイ更新です。心待ちにされていたファンの皆さま、大変お待たせいたしました!前号以降から最近までの活動状況を報告かたがた、ここにまとめてみたいと思います。

2月初旬から突入したT-スクエアのアルバム・レコーディング。プロデューサー/マイケル河合氏の陣頭指揮のもと、恐らくドラマーにとっては「天国!」と言い難いスタジオ環境の中、それでも持ちうる知恵と経験のすべてをふり絞り、モチベーションをレッド・ゾーンに貼り付かせながらの、楽しい作業となった。

所有するヤマハのキット群を先ずバラバラにしては、曲毎に組みなおす。スネアとシンバルのチョイス、軽いチューニングぐらいが関の山といえるスタジオ録音現場の実情を考えると、夢のように有難く嬉しい時間の使い方だ。

一方で終始、興奮気味の新人ベーシスト森岡君。どこかクールさを保っていなければならない実作業と、アーティストとしての抑えがたい衝動との狭間で、必死になって頑張っていた。河野くんはリズム録りの段階からOKソロを連発、ナイーヴに見えて実は男気満載なのである!

で、出来上がったのが「Groove Globe」。ミックス・ダウンに立ち会えなかったことや、採用されるに足るオリジナルを書けなかったことなど、残念な点も多々あったけれど、久しぶりの「バンド!」なレコーディングを堪能できて幸せだったなぁ。

その後、間髪入れずにKORENOSの全国ツアーに突入。序盤の九州シリーズはローディーなし&レンタカー自走、というキツい内容であったが、そんな旅ほど思い出に残るのも事実。やれるうちの苦労は買ってでもやった方が良い!と己の心に言い聞かせ、互いを気遣いながらワイワイやるのは、結果としてイイ演奏に繋がるものなのだ。本州シリーズからはローディ・チーム&器材車が合流。移動と演奏だけに集中できる有難さを体で実感する。

ツアーも後半に差し掛かった京都RAG・・本番ドラム・ソロ中に突然、頭の中が真っ白になる。そこから先の演奏上の記憶が未だに跳んだままなので、うまく表現できないのだけれど、終演後ロレツが回らなくなったのには青褪めた。翌朝スッキリしていたが、本当の安心を得るには一ヵ月後の脳検査の結果を待たねばならなかった。

まぁ、こんなことでも起こらないと健康診断に行く機会もないので・・・結果は「白」!!オマケに脳波には模範的なアルファー波が美しく刻まれていて医師に絶賛される。やはり根が呑気ということか?

そして続くはPINK BONGOのツアー。一台のワン・ボックスにメンバー五人と手持ちの器材一式を飲み込まれての、必殺スタイル。カーナビの音声の「津軽弁女性編」や「関西弁男性編(吉本バージョン)」という、世の中にとって本当に必要なのかどうなのか分からぬ機能を駆使しながら、最高にダンディーな仲間たちと、キッチュでオシャレなドライヴ&ライヴが続く・・・

Peace,