Copyrights 2012 Hiroyuki Noritake

Essay

Vol.43 / 2005.5.24

エッセイ、随分と滞ってしまいました。楽しみに待ってくださっている方々には本当に申し訳ない・・久しぶりの更新です。

live imageのツアーも残すところあと二本。今年で5年目を迎えるこのツアーに初参加させていただいている訳ですが、ゲスト、オケ、スタッフの結束力と協調性は最早、image Familyと呼びたいほどの強さを持っていて驚きました。本番、打ち上げを重ね、メンバーひとりひとりの人となりを知るにつれ、演奏内容もより充実してきたような気がします。

各ゲストの持ち時間は僅か2~3曲分。その中で彼らは自分の、ある種全てを出し切らないといけない。サポート側の僕らも大変です。日々変化してゆく彼らの理想を確かにキャッチして、これまた日々変化してゆく己のアイデアと技量で音を重ねてゆく。3時間半のコンサートもあっ!という間です。

ドラミング的には決して派手でない現場ですが、実にチャレンジャブルなツアーなのです。演奏者にとって「癒し系」なんてあり得ないのかも。音に懸ける命の重さは、その人の全てでないとならない。ただ、ひとつ・・。一度はゲストの立場で出演してみたいもんですな。DNAなら可能かも・・?

国際フォーラムで四日間やれる!→沢山の人に認知される!→楽屋には専用のゲストルームが用意されるので本番前にいっぱい音合わせできる→観客を興奮の坩堝に!→だが癒し系か?・・→「オケ」の皆さんも必要ないんとちゃう?→image向きではない。やっぱり駄目か。

そう。Synchronized DNA・・。imageツアー中もずっと心に引っかかっているDNA、6月のツアー。はあ、あの新曲。あれさえなければ、少しは5月の風にも似た清々しいヒューマン・ライフを満喫できたであろうに・・。

実は今、熱海の自宅スタジオに山篭り中なのです。鳴り止まぬ仕事のオファーの電話にも屈せず(嘘!)、自らに課した数日間の軟禁生活。そうでもしないとこの新曲、絶対にものにはできないであろうという、その確かな感触。おお・・神さま仏さま神保さま、ツアー初日までに完成させることができるのでしょうか?

押し寄せる焦りの中に芽生えた、ちょっとした逃避願望・・ふと立ち上げてしまった真新しいMac.PowerBook G4 15inch SuperDrive仕様を前に、僕は遂にエッセイを一話書き上げてしまおうとしている・・。

いか~ん!!こんなことしている場合ではないのです!そんなわけで僕は現実の世界へ戻らねばなりません。ちょっと短めではありますが、募る想いはまた余裕のある時に次号で。って、そうゆう時に限って筆無精になる則竹裕之でした!

Peace,